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【新車 クルマ選び】トヨタ ヤリスはどんなクルマ?

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みなさんこんにちは!

先日トヨタから来年発売予定のヤリスが発表されましたね!

東京モーターショー2019でも、お台場のヴィーナスフォートで展示が行われていましたので見に行ってきました!

これから発売される新型車、かつ需要の高いサイズのコンパクトカーという事で気になる方、既に購入を検討されている方もいらっしゃると思いますので、参考にして頂ければと思います。

トヨタ ヤリスとは?

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トヨタにはヴィッツというコンパクトカーがあります。実はヴィッツは1999年に登場した初代モデルから、ヨーロッパをはじめとする諸国では「ヤリス」という車名で販売されています。つまり、ヴィッツ=海外ではヤリスなんですね。

これから発売される新型を機に日本でもヴィッツという名前ではなく、海外と同じくヤリスという車名に統合される形となります。

今のヴィッツはどんなクルマ?

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国産コンパクトカーの代表的存在

ヴィッツという名前は、クルマをあまり知らない方でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。初代モデルはデザインの良さや小さなクルマながら広い居住空間を持たせたことが評価され、それまで「ただ安いだけ」であった国産小型車のイメージを覆し大ヒットしましたが、現在のヴィッツはどうなのでしょうか。

基本的には初代モデルからコンセプトを踏襲

それでは、現在のヴィッツってどんなクルマなのでしょう。

サイズとしてはBセグメントというクラスに分類されるコンパクトカーです。

初代モデルは現在のコンパクトハッチバックの火付け役となり大ヒットし、現行モデルまでそのサイズ感やスタイリングを踏襲しています。

ターゲット層は?幅広いキャラクターを持つクルマでもある

現行モデルではJewelaというグレードからもわかるように、メインターゲットは女性を意識していますが、ヤリス(欧州の現行型ヴィッツ)でのWRC参戦やワンメイクレースの開催、GRMNをはじめとしたスポーツモデルもラインナップされ、コンパクトカーならではの軽快さをアピールしたスポーティなイメージも強いクルマです。

強豪なライバルがひしめくクラスでいまひとつな存在感

ただ、最近ではノートやフィットといったライバルである同クラスの他社コンパクトハッチに居住性や採用されている技術といった面で引けを取っていたり、ハイブリッドの設定があるもののトヨタの同クラスのコンパクトカーでは、より認知度が高くハイブリッドのイメージが強いアクアがラインナップされていることもあり、影が薄くなっていることも事実です。

ヤリスはどんなクルマになった?

外装

1.フロント よりスポーティかつアクティブなデザインに進化

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大きく開いたロアグリルの開口部や現行型のヴィッツと比較しシャープな顔つきを決定づけるヘッドランプのデザインと、これまで万人受けを狙った傾向が強かったヴィッツのデザインよりもスポーティさが強く強調され格段にカッコよさが上がっています。

2.ボディサイド 今までのコンパクトカーに無かった力強さをイメージさせるプレスライン

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フロントドア下部やリアドアからリアフェンダーのテールランプ取付部付近まで伸びたプレスラインが躍動感をイメージさせます。実用性を持たせながらもなるべくコストを抑える為、なかなかデザイン面で制約の大きいこのクラスの国産コンパクトカーでは、これだけ特徴的なサイドのプレスラインが入れらているクルマって珍しいですよね。

いかにトヨタがこのヤリスに本気かがうかがい知れる点でもあると思います。

ヤリスに関しても基本的なボディの形としてはこれまでのヴィッツの流れを汲んではいますが、どちらかと言えば保守的であり真新しさを感じられなかった現行のヴィッツのデザインから大きく進化したポイントでしょう。

3.リア 特徴的なCピラーのデザインをはじめ、ユニークかつ新しい印象を受ける

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これまでのヴィッツよりもルーフからCピラーを伝い、車体下部へ丸みを持たせながら落ちていくようなデザインが特徴的ですね。ユニークでありながらもヤリスの新しさををイメージさせるポイントとして大きく貢献している部分です。

テールランプのデザインやリアバンパーの大きく開いたように見せる意匠もフロントと同様にスポーティなイメージを強調しています。

内装

向上した質感、ディスプレイオーディオが標準装備か

ごめんなさい、今回の展示では車内に乗り込むことが出来ず写真も撮れませんでした…。

外から見た感じだと、内装の質感も大きく向上していました。

メーター類やインパネの形状、センターコンソールのデザインに至るまでこれまでのヴィッツとは大幅に変わり、これまでのチープさも払拭されていました。

カローラシリーズやC-HRといったワンクラス上のクルマたちにも引けを取らないクオリティに仕上がっていると思います。

また、ヤリスでも今主流になりつつあるディスプレイオーディオが標準搭載になるでしょう。今回見た展示車にも装着されていました。

先進装備

自動ブレーキはもちろん、新機能も搭載

先進装備ではトヨタセーフティセンスやブラインドスポットモニターといった既存のものはもちろん、ハイブリッドモデルではアドバンスト・パークという新機能が加わるようです。

これは駐車時の支援をクルマがしてくれるものです。それだけであれば既に他メーカーでも同じような機能がありますが、今回のヤリスに装備されるものは世界で初めて「白線のない場所」でも使用できるものが採用されました。

比較的大きなクルマに駐車時の支援機能が採用されるケースはこれまでもありましたが、ヤリスのようなコンパクトカーではまだ少ないように感じます。

でもコンパクトカーを選ぶ人って運転が苦手だとか、自宅の車庫が狭いからといった

理由の方も多くいらっしゃると思うんです。だからこそこの機能は多くのユーザーのニーズに対応出来るのではないかと期待が持てると思います。特に自宅の車庫に白線がないという方も大勢いるとおもいますし、車庫が狭くて入らないからコンパクトカーの枠からクルマを選ばなければいけないという方には朗報ではないでしょうか。

以上のように先進装備についても抜かりなく充実していますので、安心ですね。

走り

新プラットフォームを採用し、走りの面でも大幅に進化

今回のヤリスは現在トヨタの新技術を採用したプラットフォームで、既にプリウスC-HRといったクルマで高い評価を得ているTNGAが用いられています。

そのTNGAでもヤリスサイズのコンパクトカーでは初採用となり、新たな「GA-B」というプラットフォームをベースに開発されました。

これによりボディ剛性が大幅に向上、足回りパーツの設計も見直され走りの要となる部分が一新されたことから、コントロール性や直進・コーナーでの安定性といった多くの部分での進化が期待できると思います。

現行では標準車のラインナップから消えたMTモデルも登場

現行ヴィッツではGRシリーズを除くモデルの標準車で既にMT車は生産されていませんが、ヤリスではカローラシリーズやC-HRで採用されているiMTを搭載したMT車が復活します。

軽快さがウリのコンパクトハッチバックで、より運転を楽しめるMTを求める声は少なくないですから、これは嬉しいニュースですよね。

スポーツモデルの登場は?

現行ヴィッツではGR SPORT``GR``やGR SPORT、更には限定車ではありますがよりホットなモデルとしてGRMNが設定される等、スポーティさもアピールするクルマでしたがヤリスではどうなのでしょうか。

WRCをはじめとしたモータースポーツの世界でも活躍していますので、今後スポーツモデルが出る可能性は極めて高いと思います。

新プラットフォームの採用による走行性能の大幅な向上や、スポーティな外装も相まって現行モデルよりも完成度の高いモデルが期待できそうですね!

燃費はどれくらい?

恐らくガソリン車で25km/l以上、ハイブリッドでは35km/l以上のカタログ値は確実ではないかと思います。

燃費競争も激しい闘いとなるクラスですから、数値としてはかなり良い所を示して来ると思います。

価格はどれぐらいになる?

現行ヴィッツより若干高くなるかも?

現行ヴィッツがおよそ120万円~220万円ぐらいの幅がありますので、それと同等か、もしくは新技術の採用やディスプレイオーディオの装備によって若干高い値段設定となると思われます。

あくまで予想ですが、ガソリンモデルの一番安いグレードで130万円~140万円前後、ハイブリッドモデルだと200万円は超えてくるといったイメージです。

発売はいつ?納期は?

納期は長くかかる可能性も…

現在の予定では2020年2月中旬との事です。恐らくそれで間違いはないかと思いますが、もしかしたら若干先延ばしになる可能性もあります。

納期に関しては注目度の高いクルマであることに加え、需要の高いコンパクトカーであり、時期的に台数が多く出るタイミングに発売予定という事もあり、納期は長期的にかかる可能性が高いです。

まとめ

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トヨタの新しいコンパクトカーであるヤリス。いかがでしたでしょうか。

どのクルマもデザインがイマイチなものが多いというイメージが強い現在の国産コンパクトカーというジャンルで、イメージを覆すことの出来る大きな可能性をヤリスは持っていると思います。

走りの面でもTNGAプラットフォームの採用をはじめとした新たな技術でヴィッツから大きな進化を期待でき、今期大きな目玉となることは間違いなさそうです。

ホンダからもヤリスと同クラスである新しいフィットが間もなくデビューしますので、このクラスのコンパクトカーは今後更に激戦区となりそうです。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました!