モビリティ, 自動車,若者のクルマ離れ,モーターショー,試乗記,カーシェア,クルマの購入,クルマの装備,クルマ選び

Boo Boo Everyday

自動車、モビリティについてのあれこれ。

【新型車】BMW 1シリーズとは一体どんなクルマ?【クルマ選び】

f:id:youngcar:20191212215220p:plain

みなさんこんにちは!

少し前の話になりますが、今年BMW1シリーズがフルモデルチェンジしました。

今回はその新型1シリーズについて記事にしていきたいと思います。

BMW 1シリーズとは

1シリーズとはこんなクルマ!

f:id:youngcar:20191212215646p:plain

ドイツの自動車メーカーであるBMW

そのBMWのコンパクトハッチバックとしてラインナップされているのが1シリーズになります。

初代モデルは2004年に登場。それまで販売されていた3シリーズコンパクト(tiというモデル)の後継モデルという位置付けでデビューしました。

その後2011年にフルモデルチェンジを行い2代目に、そして今年2019年に2度目のフルモデルチェンジを経て3世代目となります。

尚、初代モデルではハッチバックモデルだけでなく、クーペタイプに関しても1シリーズとしてリリースされていましたが、2代目からクーペモデルに関しては2シリーズという名称が与えられ、1シリーズはハッチバックモデルのみとなりました。

1シリーズのライバル(競合車)は?

f:id:youngcar:20191212230211p:plain

ライバルとしては同じような大きさのハッチバックでしょうか。

例としてメルセデスベンツのAクラスやフォルクスワーゲンのゴルフといったクルマが

挙げられます。

その他にもルノーのメガーヌや国産車だとレクサスのCT等、所謂Cセグメントのコンパクトハッチバックはライバルも非常に多い事が特徴でもあります。

新型1シリーズを見てみよう

どこが変わった?

f:id:youngcar:20191213160544p:plain

今回のフルモデルチェンジで最も大きく変わったポイントとしては、ズバリ駆動方式でしょう。

「駆け抜ける歓び」をブランドコンセプトとしているBMWはFRレイアウトによる走る楽しさを味わえるクルマづくりを得意としており、これまでの1シリーズについても3シリーズのプラットフォームを共用することで、コンパクトハッチバックとしては珍しいFRが採用されていました。

しかし、今回の新型1シリーズからはライバルたちと同じくFFレイアウトを採用。

この大きな変更は特に走り好きな人から賛否両論の声が挙がっていますが、居住性やラゲッジ容量といった実用性の向上に大きく寄与しています。

また、FRからFFになったことでせっかくのBMWのクルマなのに走りがつまらなくなったのでは?と思われがちですが、先代モデルに比べてホイールベースを切り詰め、ARBと呼ばれる制御システムを採用しアンダーステアの抑制を図るなど、コンパクトハッチバックならではの機敏なドライビングが楽しめる事でしょう。

ちなみに、上位グレードであるM135iに関しては306馬力という大パワーを確実に伝えるためxDrive(4WD)となっています。

また元々は「シルキーシックス」と呼ばれる直列6気筒エンジンのイメージが強いBMWですが、今回のモデルではベースグレードの118iではその半分の3気筒、これまでは6気筒エンジンを搭載していた上位グレードのM135iも4気筒へダウンサイジングしたことにがっかり…。という方もいるかもしれません。

しかしながらそのダウンサイジングされた新しいエンジンが軽量化に寄与し、新型1シリーズのパッケージングをより楽しめるものにしてくれている、と考えれば乗ってみる価値はあると思います。

確かにコンパクトハッチバック唯一のFRと言っても過言ではない1シリーズがこれまで持っていた強いキャラクターが捨てられた、ということは事実ではありますが、ライバルと比較して劣っていた実用性の向上等によってBMWというブランドの間口を広げたこと、また駆動方式が変わっても走らせる楽しさを極力キープすべく投入された新たな機能を備えていることは、称賛できるポイントなのではないでしょうか。

エクステリア

f:id:youngcar:20191213160829p:plain

初代、2代目モデルと比べると角が取れて少し丸みを増したデザイン。

でもしっかりスポーティさを感じられる所が◎。

また先代まではこのクラスとしてはノーズが長い感じもありましたが、新型では程よく曲線を描き、イメージも結構大きく変わりましたね。前方視界も良くなっています。

BMWと聞くとなんだか保守的なイメージも感じますが、最近のモデル、特にこの新型1シリーズやX2なんか見ると若返りのような、ブランドイメージの変化も感じるんですよね。

やはり昔からクルマ好きが多いブランドだけに、最近のBMWのクルマづくりをはじめとした方針には古くからのユーザーやファンには受け入れがたいものもあるのかもしれませんが、個人的には全然アリじゃないかなと思います。

インテリア

f:id:youngcar:20191213162446p:plain

インテリアに関してはBMWらしくシンプルだけど上質。

安っぽさは感じず、ガチャガチャした下品さも全く無く使いやすいと思います。

クルマに乗るときは当然車内にいるわけですから飽きの来ない、かつ機能面でも使いやすく運転に集中出来るデザインはさすがBMWといった所。

ディスプレイは10.25インチと大きなサイズで、様々な情報を表示出来ます。

先進装備

狭い道での行き止まり等の場面で直近50m前までの道を記憶し、自動的にハンドル操作を行いバックで戻ることの出来るリバースアシストを含むパーキングアシスト機能や衝突被害軽減ブレーキをはじめとした多くの安全装備が採用されており、いざという時や運転の苦手な方にも安心してドライブ出来ると思います。

コネクティッドサービス

新型1シリーズではスマートフォン等と連携して多数のコネクティッドサービスが利用出来ます。オペレーターによる各種案内やリモートによるエアコンのON/OFF等の機能の他、iDriveナビゲーション・パッケージを選択すればApple Car Playとの連携も可能になるようです。

実燃費

きになる新型1シリーズの実燃費ですが、上位グレードのM135iではWLTCモードで12.0km/lとなっていますので、実際の所は平均で10km/l前後になるかと思われます。

1.5リッター3気筒エンジンの118iではWLTCモードで13.7km/lとなっていますので、12km/l程度に落ち着くのではないかと思います。

納期

輸入車は海外の工場で生産→輸送→登録という流れになる為、恐らくですが早くて3か月程度、もしかすると6か月以上の待ちとなる可能性があります。

もし、既に日本国内に在庫のあるクルマであれば、海外での生産→日本へ輸送の部分が省かれるので納期は大幅に短縮出来るかと思います。

オススメグレード

f:id:youngcar:20191213172722p:plain

もちろん、300馬力オーバーのパワーとxDriveを採用したM135i!と言いたい所なんですが…

軽量かつ低回転域から22.4kgmという十分なトルクを持ち、FFレイアウトとなった新型1シリーズの機敏さや軽快感といった新たな持ち味をより楽しむことが出来るのは3気筒エンジンなのではないかなと個人的には思います。

特に若い方や初めてBMWに乗る、というエントリーユーザーに向けたモデルであり、新たなBMWのクルマづくりを体感出来るという点では118iの方が期待出来るのではないでしょうか?

ただ、新しさだけでなくBMWというブランドの持つ「駆け抜ける歓び」もやはり感じたい、となると専用サスペンションやスポーツシートが装備されるM Sportかなと思います。

ということで僕の一番のオススメグレードは118i M Sportです!

まとめ

f:id:youngcar:20191213172958p:plain

ということでBMW 新型1シリーズ、いかがでしたでしょうか。

BMWの新たなクルマづくりを感じられるモデルで、非常に面白そうなクルマです。

既にBMW 新型1シリーズの購入を検討されている方は勿論、コンパクトハッチのカテゴリーでクルマ選びに迷っている方、初めて輸入車に乗る方等多くの方の参考になれば幸いです!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!